18世紀の初め、琉球国王を封じるため、中国皇帝が派遣した冊封史(さっぽうし)を歓待するための新たな芸能として「組踊」は生まれました。この「組踊」を創作したのは、当時、琉球王府の役人であった玉城朝薫。そして、「組踊」は1972年に国の重要無形文化財に指定、2010年にはユネスコの無形文化遺産に登録され、優れた芸能としてその文化的価値が認められています。浦添市は、国立劇場おきなわが立地し、玉城朝薫が眠る地として2015年に9月3日を「組踊の日」に制定しています。
番組では、沖縄国際大学の図書館長も務める田場裕規教授が、玉城朝薫が創作し三百年以上継承されてきた「組踊」を深掘りし、国立劇場おきなわで演じられた組踊「執心鐘入」のハイライトシーンをおりまぜながらその魅力に迫ります。
□放送日時:2024年9月8日(日) 夜7:00~8:00
(radikoで、9月15日までお聴きいただけます。)
(写真提供:国立劇場おきなわ)
※特番編成に伴い、9月8日の「We Love Yuming Ⅱ」は休止いたします。